カナダで働いてみたいという方や、ワーキングホリデーでカナダに渡航予定の方は
カナダでどのように仕事を探したらいいかなど、色々知りたいことが多いかもしれません。
この記事では、カナダで就職する際に知っておいた方がいいことを7つ紹介したいと思います。
私が働く保育業界を始め、多くの業界で共通していることなので
どんな職種で就職活動する予定の人にも役立つ情報かと思います。
履歴書のフォーマットが日本とは違う
日本では年齢や性別を書くのは当たり前、写真付きの履歴書が求められますが、カナダで提出する履歴書ではそのようなことは求められません。「カナダ 履歴書」などで検索すると色々な留学エージェントが履歴書の書き方やテンプレートを紹介していますので参考にするとよいでしょう。そもそもカナダで使用する履歴書は日本のような定形のものがあるわけではないので、一から作るのが大変かもしれません。
リファレンスやカバーレターが必要
飲食店などではいらないという説もありますが、オフィス系の仕事などであれば通常必要なカバーレター。志望動機や自己PRなどを盛り込んだレターとなります。こちらも「カバーレター 書き方」などで検索すると色々とサンプルが出てくるので参考にするとよいでしょう。リファレンスは推薦人のリストのことで、面接をした後にリファレンスの提出を求められて、その推薦人に企業側が連絡し、求職者がどのような人なのかを電話などで聞いて最終的に判断するというもの。保育士の就職活動時にもカバーレターとリファレンスは必要となります。特にリファレンスは職歴がないと誰に推薦してもらうかが難しいかと思いますので、ボランティアをしてそのボランティア先のスタッフにリファレンスをお願いしたり、学校の先生にお願いしたり、または教育実習先のスタッフにお願いしたりなどするのがいいかと思います。
フルタイムの社員でも給料が時給制
カナダで求人情報を見ているとだいたいの求人のお給料が時給で表示されています。月給で示されていることはほとんどありませんが年収で示されるのを見かけることは多少あります。お給料が高いか低いか、最初はわかりづらいかもしれませんが、最低時給、その業界での平均時給や中央値時給、チップなどの有無(飲食店の場合)などで総合的に判断することが大事です。最低時給は州によって違い、BC州では2023年6月現在$16.75、ON州では$15.50です。ちなみに中央値時給はサーバーで$17、美容師で$17、看護師で$42、保育士で$19.96、小学校の先生で$36.54、Webデベロッパーで$28.30、システムエンジニアで$42(全てBC州の場合、job bank調べ)。チップがある職種はベースのお給料が低い傾向にありますが、チップでだいぶ稼げるという人も多いため、一概に時給だけで月々いくら稼げるかを予想するのは結構難しいです。さらに言うと、時給が高くても勤務時間が短いとそれだけ月収も減るため、時給だけにとらわれず就職活動をする方がいいかもしれません。
アルバイト・パート・正社員という区別がない
日本はアルバイト・パート・派遣社員・契約社員・正社員など雇用形態が様々で、通常アルバイトや契約社員などは正社員と同じ待遇ではない代わりにそこまでの結果も求められない傾向にあります。カナダではアルバイトやパート、社員などの区別がなく、フルタイム、パートタイム、オンコールなどと分かれており、待遇や期待値はその企業によって様々です。フルタイムの人はいわゆる日本でいう正社員と同じと考えていいと思いますが、パートタイムの人は特に子どもがいて週に3回しか働かないとか1日5時間しか働かないなどという人に多い気がします。オンコールは特定の職種でしかないポジションかとは思いますが、誰かが病欠した時や有給をとるスタッフの代わりに呼ばれて働くという自由度の高いポジションで、こちらは日本でいうアルバイトに近い感覚かなと思います。フルタイムやパートタイムだと有給や保険のカバーなどベネフィットがつくことが多いですがオンコールではない場合が多いです。飲食店などでシフト制の場合は、アルバイトのような感じで時間に融通がきく代わりにベネフィットがない場合も多いと思います。
交通費は出ない
日本で正社員で働く場合、交通費が支給されたり、住居費の補助があったりなどもすることがありますが、カナダでは交通費が出る企業は今までの中では聞いたことがありません。車通勤の場合はガソリン代も結構かかりますし、バスや電車の場合でも定期を買っても月に100〜200ドルとかかる場合もあるので、そういった意味では自宅から近い職場の方が出費は少なく済むでしょう。
年齢や性別は関係ない
履歴書の部分でも触れたように、カナダでは年齢や性別は就職活動の時に聞かれることは一切なく、そこで差別されることはありません。特に日本では子育て世代の女性は転職に圧倒的に不利ですが、カナダでは男性・女性または年齢で差別することは違法となる上、「結婚しているか」「子供がいるか」なども聞かれません。もっといえば、新しいキャリアに挑戦する場合でも、何歳からでも遅くないというのが実情。私の働く保育の分野でも、大学では50、60代(見た目からの推定ですが)のクラスメイトもいましたし、働いていたデイケアでも70歳のスタッフが新しく入ってきたりしたこともありました。私自身自分の園のスタッフの年齢がいくつかもわからないし誰も聞かないので、本当に年齢は関係ないなと感じています。
経験やスキル、知識が重視される
日本では大学で学んだこととは一切関係ない分野の仕事に就いたりすることも普通ですが、カナダではつきたい仕事に就くために大学に入り直して新しいことを学んだりする場合もあります。通常就職活動をする際、最も見られるといっても過言ではないのが経験やスキル。同じような仕事をしていた、こういうことができる、などというのを認められて採用という場合が多いです。もし学校を卒業したばかりで経験がないという人も、その仕事に必要なスキルを大学で習得していればOKの場合もありますし、インターンの経験を認めてもらえる場合もあります。重要なのは大学に行っている人はその間から経験値を上げていくこと。ボランティアなどでも経験と考慮してもらえることも少なくないので、どんどん現場で経験を積むことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。カナダで就職活動をする場合は、日本と違う部分も多くありますが、先に違いを理解し、準備すればカナダで仕事に就ける確率は十分に上がります。






